ステロイド

非ステロイド~クレンブテロール(スピロテロール)~

クレンブテロール(スピロテロール)とは?

喘息、気管支炎や、腹圧性尿失禁のお薬で、気管を広げて呼吸を楽にしたり、尿道の筋肉を収縮する役割があります。

その一方で、スポーツ選手、アスリート界ではかなり有名なようで、

ドーピングに使用されてしまい、摘発される選手もニュースなどで、ちらほらと見られます。

 

クレンの作用により、筋量を維持したまま脂肪燃焼をする事が出来るとされています。

多少のアナボリック作用(筋肉増強)もあり、筋肉量の増加と脂肪の減少を両立することも可能ということです。

なぜ元々喘息の薬が、減量や筋量維持に使われるようになってしまったのか?

それはクレンブテロールがアドレナリン受容体(β受容体)に

強力に作用することによった副次効果によるものです。

 

クレンブテロール、スピロテロールの効果、作用、メリット

脂肪燃焼

クレンブテロールはアドレナリン受容体(β受容体)に作用し、

体内温度の上昇、血流の増加により、身体を活発に動かすようにし、代謝を増加させます。

常時軽い運動をしている状態を作り出す、といったところでしょうか。

体内温度の上昇、代謝の増加はすなわちカロリー支出の増加。

体をカロリーが消費されやすい状態に意図的に持っていくことができるんですね。

また、アドレナリンが分泌されると体は脂肪をエネルギーとして使い燃焼させようと働き始めます。

これらの作用が相まって脂肪燃焼、減量に絶大な効果を発揮するといわれています。

 

アンチカタボリック(抗異化作用、筋量維持)

減量のためにカロリー制限を行うことで、体にエネルギーが足りなくなります。

その際、体は脂肪と共に筋肉を分解してエネルギーに換えようとしてしまいます。

筋肉が分解されてしまう事は何としても避けたいところですね。

上記記載の、脂肪が優先して燃焼される作用が起こるということは

カタボリック、つまりは筋肉の分解も起こりづらくなっています。

適切なたんぱく質の補給とトレーニングを行うことにより、

脂肪を燃焼させながら筋量の維持をすることが可能であるのです。

 

アナボリック(筋肉増量、同化作用)

ステロイド、オキシメトロンに比べると、やや弱いとのことですが、

クレンブテロールにも筋肉増強効果はあるとの事。

クレンブテロールはアドレナリン受容体(β受容体)に作用します。

β受容体は交感神経に興奮作用を起こし、たんぱく同化作用、

筋肉の収縮力の増大、グリコーゲンの分解促進による筋力増強効果を発揮します。

 

 

クレンブテロールの副作用、デメリット

クレンブテロールは厳密にはアナボリックステロイドではありませんので、

性欲の減退、精子量の減少、抜け毛、女性化乳房などの副作用は起こらないと言われています。

その代わり、アナボリックステロイドとはまた違った副作用が起こる可能性があります。

 

手の震え、筋肉の痙攣

使用者の間でほぼ必ず挙がってくる副作用が

手の震えや筋肉の痙攣です。

クレンブテロール使用中は多量のミネラル、電解質を消費、

血清カリウム値の低下を起こすと言われています。

手の震えはまだしも、筋肉が痙攣したり、つってしまったりすると

トレーニングにも悪影響が出てきますので対策をしておきたいところです。

対策として、カリウムの摂取、タウリンの摂取、十分な水分補給が挙げられます。

カリウムは神経伝達の平衡を保つ役割を担っており、

クレンブテロールの副作用のひとつである高血圧の予防にも繋がります。

タウリンには神経の興奮を抑え、筋肉の痙攣を抑えるという研究結果もあるとの事。

タウリンに関しては、摂らなくても良いと言う意見もありましたが、

今回の私の使用日記ではサプリメントとして、カリウムとタウリンを購入して使用しています。

 

サプリメントで摂る以外でも、食事によって摂取することも出来ます。

カリウムを多く含む食品は

アボカド、バナナ、納豆、モロヘイヤなど。

タウリンを多く含む食品は

イカ、タコ、魚介類全般。

これらを積極的に摂ることでも予防できるかと思います。

 

不眠症

これはアドレナリン受容体の活性化により、

交感神経が優位な状態、つまりは興奮している状態になっているためです。

コーヒーに含まれるカフェインなども交感神経に作用しますが、

体が活発に働いている状態を作り出すため、寝つきが悪くなる可能性があります。

現在使用中の私の個人的な感想ではありますが、今のところ睡眠には障害は出てはいません。

 

血圧の上昇

交感神経が優位な状態。つまりは身体は運動を行っている、

活発に働いている状態を作り出すわけですが、その際には心臓も活発に働き、

血管の収縮作用により、血圧の上昇が起こります。

平常時はともかく、例えばトレーニング中などは心拍数の増加とともに

血圧も上昇しますので注意が必要となってきます。

クレンブテロールの使用中には心拍数を増大させる

有酸素運動は控えたほうが良い。と言われています。

 

疲労感

アドレナリン受容体への作用により、体温の上昇、体の代謝を高め、

劇的な脂肪燃焼、減量効果を起こしているわけですが

この状態が続くことで、サイクル終盤は体の疲労感がより強くなると言われています。

 

服用量、服用頻度、半減期、サイクル期間

今回私が実際に行ったサイクルを記述します。

服用量

1サイクル目

1日目         20mcg

2日目         40mcg

3日目~4日目まで   60mcg

5日目~10日目まで  80mcg

11日目~14日目まで 100mcg

 

2週間~3週間程度の休養(β受容体の回復期間)

 

2サイクル目

1日目~3日目まで   40mcg

4日目~5日目まで   60mcg

5日目~10日目まで  80mcg

11日目~14日目まで 100mcg

 

服用頻度、半減期

朝食、夕食後に1日の服用量の半分をそれぞれ服用。

クレンブテロールの半減期(薬の作用が半分に薄まる時間の事)は34~48時間とも言われています。

つまりはずっと体に残っているので、そこまで神経質にならず、

1日1回にまとめて摂取しても良いかも知れないのですが、

なにぶん私は心配性なので1日2回に分けて摂取することにしました。

また、作用時間が非常に長いことから、OD(オーバードーズ、過剰摂取)

にならないように気をつけました。

 

サイクル期間

2週間の服用期間

の後

2週間の休薬期間

を設けています。

これらを複数回のセットで私は組んでいます。

これはクレンブテロールの耐性が付きやすいためです。

クレンはアドレナリン受容体(β受容体)と結びついて作用しますが、

2週間程度でクレンと結びつける受容体が減ってしまい、

それ以降クレンを摂っても効果が少なくなってしまうからと言われています。

休薬することでβ受容体の回復を行い、

そしてまた服用期間を再開するのが効果的であるとの事です。

 

私管理人は現在サイクル中ですので、私個人の体感なども踏まえながら

今後も更新できたらと考えております。

 

現在クレンブテロールの減量サイクル中です。

クレンブテロール使用日記 夏までに理想の体を!(2サイクル目)

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